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海と山の幸をふんだんに盛り込んだ
吉宗伝統の茶碗むし
食文化豊かな長崎で育まれた当店の茶碗むし・蒸寿しは、
吟味された材料と独特の手法で調整し、その素朴な味は永年皆様に親しまれております。
吉宗の茶碗むしとは
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丼ぶりサイズの茶碗むし
吉宗の茶碗むしの特徴は丼サイズ。はじめてご覧になられたお客様は驚かれることが多いです。出汁たっぷり、あっさりした味付けですので、その大きさの見た目よりも食べやすいとご好評をいただいております。
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出汁へのこだわり
卵とハーモニーを奏でるだし汁は、鹿児島県枕崎産の鰹、北海道利尻産の昆布、醤油、そして秘伝のタレなど、創業時から引き継がれる絶妙な配合で、なめらかでやさしい味わいを実現しています。
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具材へのこだわり
具材は、穴子をはじめ、海老、鶏肉、しいたけ、きくらげ、銀杏、たけのこ、蒲鉾、麩など全部で9種類。”食の都”とも呼ばれた長崎ならではの土地柄を活かした海の幸・山の幸をふんだんに盛り込みました。
吉宗の茶碗むしのはじまり
栄養価が高く、安くて美味い食べ物を提供したいという初代の想い
美味しく温かい卵料理の代表とも言える「茶碗むし」は、寛政年間にはすでに現在とほぼ同じ形となっていたとされ、主に関西圏で食されていました。
古来、日本人が愛し続けてきた庶民の味であるこの茶碗むしを、後に「肥前長崎 食べたかもんな ちゃんぽん カステラ 茶碗むし」と歌われる存在にまで押し上げたのが吉宗の初代、吉田宗吉信武です。
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門外不出・一子相伝の味へ
1866年(慶応二年)、屋台からはじまった「吉宗」は茶碗むしと蒸寿しの専門店として開業。当時、長崎市万屋町(現在の浜町)で汗をかき、忙しく日々の仕事に打ち込む人々のために、なんとか早く、栄養価が高く、なおかつ安くて美味い食べ物を提供できないかと初代は考えていました。
研究を続けて茶碗むしを現在の形にした初代とともに、茶碗むしと蒸寿しの味は二代目大造と情熱を傾けて作り上げられました。
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やがて努力の甲斐あって、茶碗むしは形になり、より満足してもらえるために蒸した酢飯の上に錦糸卵、あなご蒲焼き、魚でんぶを色も鮮やかに並べた蒸寿しとセットにして提供していました。
現在もその味は吉宗の経営者一族、吉田家に代々伝わり、門外不出・一子相伝の味として皆様に親しんでいただいております。
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